
ワンダーボックスのトイ教材
算数に関連する遊びはあるかな?
そんな疑問にお答えします!
ワンダーボックス受講4年目の娘!
本記事では、おもに「算数(Mathematics)」に関するトイ教材を解説します!
あそびをつうじて、算数の「おもしろさ」「驚き」を感じられる教材になってます!
かっちりピッタン 四角&三角の立体パズル(2022年8月~9月)

2022年度8月の教材「かっちりピッタン」。
オーストラリアの算数教材『ジオフィクス ミニ』を使って、図形について探究します。
自由にかたちを作る
まずは、お題をもとに形をつくったり、気持ちのおもむくままに形をつくったりして遊びます。
3色の正方形11個ずつ、3色の正三角形9つずつが入っているので、色々作れてたのしいですよ!

娘は念願だった正二十面体を作りました。
わがやにはマグ・フォーマーがあるのですが、正三角形を20個ももっていなかったので、とても嬉しかったようです!
サークルを別の形に変形していく
ビンゴゲームにもチャレンジ!
みほんの写真が3×3マス上に配置されており、1列そろったらビンゴ! というゲームです

正三角形と正方形でつくった1つの大きな丸を、変形して別のかたちをつくります。
みほんの写真をよく観察しますが、前後関係がわかりにくく試行錯誤!
くねくね動かすと、パーツがはずれてしまってイライラすることもありました。
あれこれしながら1つ完成!

できたらアプリで写真保存!
列がそろってビンゴ! になると、新たなゲームが追加されました!
- 立体のむこうがわが見えるつくり
- 平面から立体への変形あそび
こうしたことを通じて、ものを立体的にとらえる力が育まれること間違いなしの教材です!
ひもニンジャ道場(2021年10~11月教材)立体物の構造を探る

2021年10~11月の教材「ひもニンジャ道場」。
穴の空いたボードにひもを通して模様をつくることで、立体の表/裏の位置関係や、ものの構造を自然と理解していく教材です。

ニンジャが教える忍法術どおりに、穴の空いたボードに紐を通していきます。
そんな体験をとおして
- 同じ穴に紐を通すととけてしまう
- 通した紐をピンと張ることで直線が表現できる
ことがわかります。
裏を見ると表と見え方がちがうことに気づき、体験しながら空間認識につなげていきます。

こちらの写真では、クラゲができました!
「知恵の輪」に挑戦

小学生向けではレベルアップ! 「ちえのわ」に挑戦します。
まず本結びのやり方を覚え、ボール紙と紐で自分で知恵の輪を作るとこから!
次は、つくった知恵の輪をはずすことにチャレンジしていきます!
全3種あるなかから、やさしい「馬蹄の知恵の輪」をご紹介しましょう。

とにかくまずは試行錯誤、「あーでもない、こーでもない」とブツブツ言いながら試してみます。
紐はセロハンテープで止めているだけなので、はずれてしまうこともシバシバ。
できた瞬間はとても嬉しい!
達成感を得られるのも知恵の輪の醍醐味です。
解けたら元に戻すことにも挑戦!
元に戻す方が実は難しく「なぜだろう」が連発!
とき方は映像で用意されているので、お子さんの機嫌が悪くなるまえに見るのがおすすめ。
「不思議!」と感動を味わうこともできますよ!
年長児の娘は映像を見ながら解いていましたが、それでも難しかったようです。
イリュージョンパーク(2021年12月)錯視を楽しむ

2021年12月の教材「イリュージョンパーク」。
様々な錯視を体感してだまされることを楽しんだり、錯視がおこる模様を自分の手で完成させたりして、錯視の仕組みへの好奇心を引き出す教材です。
まるで錯視のカタログ集!
まずは、イラストで準備してある錯視から
- 同じ大きさの図形はどれ?
- 同じ長さのものはどれ?
- 同じ色のものはどれ?
の設問に感覚で答えます。
準備されている錯視は、エビングハウス錯視、シェパード錯視、ジャストロー錯視……と様々ありました(ご興味があれば調べてみてください!)
答えたあとで実際に形を使って比べると、「あ、こっちが同じ大きさなんだ、騙された」というシンプルな驚きを楽しめます。
自分で完成させる錯視
驚いたところで、お次は自分で錯視を完成させてみるステージへ。
色の見え方の錯覚を体感します。

ペンを使って色を塗ってみます!
同じ絵に色を塗ってみると……、あら不思議! 違う色に見える!
「すごーい、見てー」と娘は楽しんでいましたよ。
アプリを使って手軽に錯視実験できる!

付属冊子に色を塗ってしまうとそれで終わりなので残念だなと思っていたら、アプリにも「さくしじっけん」がありました!
娘がハマっていたのがムンカー錯視。
手前にある柵模様と背景の色の組み合わせによって、同じ色のはずなのに違う色に見えるという錯視です。
動的に色々試せるのが高ポイント!
いろんな色で試していましたよ。
錯視は街を歩いていても存在する身近なものです。
先日、散歩をしていたら、ビルにデザインされている縞模様の手前に電線が横切っているところに出くわしまして、「なんか動いて見える」と子どもたちが言っていました。
身近な不思議に「おもしろい」と感動する感性を育む教材です!
パチッとグリッド(2021年6~7月教材) 輪ゴムで図形センスを育もう!

2021年6月の教材「パチっとグリッド」。
ピンがついたボードと輪ゴムを使う遊びを通し、図形センスを育みます。
図形の模倣 輪ゴムをかける動作に慣れる
付属品は、64本のピンがついた半透明のボード、問題シート、カラー輪ゴム。
まずは、問題シートの上に、ピンつき半透明ボードを重ねておき、形をマネしてゴムをかける遊び。
輪ゴムをピンにひっかける動作は、目と手の協応運動であり、視覚的認知能力を使います。
よく見ながら両手を動かすのは、慣れるまでは力加減を誤ってビュンとゴムを飛ばしてしまうことも。
経験を積むうちに、うまくいく方法を自分で見つけ出す発見もあり、基本的な動作や取り組み方を習得します。
問題を通じて図形センスを育む
動作に慣れたら、思考問題にチャレンジ!

たとえば、こちらの問題、ひよこと狼を同じ部屋に入れないように、部屋を分ける問題です。
どうすればできるでしょうか?

こうした問題に試行錯誤し、問題解決能力や、図形センスを育むことができます!
ボードゲームマスター(2020年9月~10月) 戦略をたてる経験

ボードゲームマスターは、様々なルールのゲームに取り組むことで、「戦略」を考える力を育む教材です。
1人で遊ぶパズルゲームが4つ、2人で遊ぶ対戦ゲームが8つあります。
ゲームには難易度があり、レベル1は年中年長レベル、レベル2は小1・2レベル、レベル3は小3・4レベルとして設定されていました。
もちろん、どの年齢の子どもたちも、全てのレベルにチャレンジすることができます!
まずは駒づくりから

まず、ゲームで遊ぶ駒を自分で作ります。
プラスチックでできたパーツを、はさみやニッパーなどで切り、組み立て、シールを貼っていくだけです。
幼児1人で行うのは、少々難しいかもしれません。
こうしたことも「手指の巧緻性」をあげることにつながりますね。
1人で遊べるパズルゲーム 4種

1人で遊べるパズルゲームとして「とおってかえして」「とびこしグランプリ」「スライドパズル」「スライド&ライド」と4種のゲームが提供されました。
1回でなかなか解けないものも多く、「こうすればできるかな?」と試行錯誤する力が求められます。
2人で遊ぶ対戦ゲーム 8種

2人で遊ぶ対戦ゲームとして、「トレジャーハント」「3しょくくずし」「トリオキバトル」「ひっこしコンベヤー」「トリプレット」「のこったのこった」「のぼれ 3だん!」「ひっくりかえ4」の8つが提供されました。

対戦ゲームは、ルール理解が壁になります。
シンプルなルールがほとんどですが、わからない時は、付属のQRコードを読み込んで動画でルールを確認できます。
実際に動きを映像で見ることで幼児でもルール理解がすすみやすく、こうした工夫はありがたいです!
ワンダーボックスらしさといえば、ルールを探究する仕組みが用意されていることです。
ルールボードの裏には、
- どれを最初に動かせば正解か?
- どのコマなら動かせるか?
- どうすれば勝てるか?
など、そのルールに従ったクイズが出題されます。
これによって、よりゲームの本質を探り、戦略を考えていくことにつながる教材となっていました。
シェイピー(2020年4月~6月) 図形でイメージを表現しよう!

シェイピーは、カラフルな色の形パーツを使って、想像遊びを楽しむ教材です。
厚い紙上でできた図形 丸、三角、正方形、長方形、ひし形、矢羽型、などの図形を使って、形をつくって遊びます。
背景との組み合わせで世界を作る!
付属されている背景台紙シートや、ペーパー教材である「ビッグペーパー」との組み合わせで、想像を広げます。
たとえばこちら。

「木に引っかかっている風船」をどう取るか?
この課題を解決する手段を想像しかたちをつくっていきます。
息子は「鳥がとってくる」という解決策を思いつきました。
このように想像し、図形で形をイメージして組み立て、創造していく経験を積むことができます。

付属される大きなシートを使って、より想像をふくらませることもできます。
また、自分が作った作品をシェアし、ワンダーボックスを楽しむ仲間たちに見てもらうことも!
仲間たちの作品も見ることができますので、「僕もやってみよう」とさらなる創造へもつなげてくれました!
まとめ:試行錯誤して考える力をはぐくむ!
トイ教材の良い点は、実際に自分の手で自由に組み替えながら試行錯誤する体験が得られること!
- 目で実際にみて試す
- できなければ理由を考える
- また試す
これは算数・数学の問いを解くプロセスそのものです。
算数/数学は中高と進むにつれより抽象度が高くなり、「イメージする力」や「具体的な数字をあてはめてやってみる」学びになっていきます。
公式を覚えてパターン認識で解く教科ではなく、トイ教材での試行錯誤の体験が数学という学問の世界につながりますよ!
以上、算数に関するトイ教材のご紹介でした!
ワンダーボックスのトイ教材は、ここで全てをご紹介できないほど広く深いです!
ぜひお手にとって確かめてみてくださいね。
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