こちらの記事では、ワンダーボックスの2020年4月~2021年3月までのトイ教材を、新しい順にご紹介しています。
トイ教材の最新号は以下の記事からご覧くださいね。
それでは早速参りましょう!
ワンダーボックスのトイ教材 2020年度 全教材紹介!
ハテニャンのぼうけん (2021年3月教材) パズル作成とデジタル融合!
2021年3月の教材は、「ハテニャンのパズルノート」のキャラクター、ハテニャンが「パズルのしま」「たてもののしま」「かくれんぼのしま」を冒険していくという教材です。
パズルのしま 応用度が高いパズル
「パズルのしま」は、付属のボード、シート、タイルを使い、問題冊子にある図と同じようにタイルを並べて解くパズルです。
お題は障害物をジャンプしながら進む「ジャンプ迷路」、おかれた番号通りに進む「じゅんばん迷路」、配置された矢印の方向に進む「うちゅうたんけん」の3つが用意されています。
まずは「見本通りに並べる」ことが求められます。
物体の距離感や配置を正確に把握し再現する力が育まれます!
解いた後は、作問に挑戦!
「うちゅうたんけん」の問題を作ってみます!
ルールに従って、ハテニャンがゴールにたどり着けるように自分で作ってみて、アプリの「キットラボ」から写真撮影すると……
なんと! 自動でデジタルゲームに変換! アプリ上で遊べるようになります!
写真撮影 ”だけで” デジタルゲームが作れるなんて!
これには子どもたちも大興奮でした!
こうした体験がさらなる問題作成という「創造」へ駆り立ててくれることになり、チャレンジに繋がりました!
カラコロキューブ(2021年1~2月教材) 立方体でイメージ&パズル遊び
カラコロキューブは16個の立方体で、創作やパズルを楽しむ教材です。
約2cm四方の立方体、6面にそれぞれ異なる色が塗られており、組み合わせて形を作ったり、並べたり、動かしたりして遊びます。
キューブでアート 投影図問題を自分で試せる
キューブを使って形をつくる「キューブでアート」は、見本と同じように平面や立体を作っていくゲームです。
その中で難しかったと思われるのは、立体を3方向から見た投影図を元に立体を作る問題です。
正面、側面、上面から見た目が異なる立体を組み立てていきます。
実は、この問題は、ワンダーボックスのアプリ「アトラニアス」でも思考問題として出題されていました。
こうした思考問題を実物で「試行錯誤」して解くというのは、物事の「理解」を助けてくれるものです。
算数や数学の問題で、イメージを図として表現し思考していくことにつながりますね!
うごかすパズル 転がす・滑らすでパズルに挑戦
「うごかすパズル」は4✕4の盤面にキューブを並べて行うパズルゲームです。
キューブを転がすパズル、スライドさせて行うパズルなど全4つのパズルが収録されていました。
難易度高めの問題は、正直私にも難しかったです。
試行錯誤を沢山することは、課題を解決するにあたるタフさを身につけられそうです。
イメージキューブ 想像をキューブで表現
キャラクターの言葉から想像して自分なりの表現を楽しむ「イメージキューブ」という遊びは、「感性」をアウトプットすることを鍛えてくれました。
その他、アプリの「キットラボ」と連動した「モンスターハンター」という遊びも用意され、子供たちに大人気! 公式LINEで「遊んでない人は遊んでみて!」と通知があったほどでした。
キューブというシンプルなもので、これだけ遊べるものか!と、新たな発見があり、「試行錯誤」することを鍛えられた教材でした!
モールアドベンチャー(2020年11月~12月教材) 手指の巧緻性に効く!
モールアドベンチャーは、モールと、スチレンボードやストローとを組み合わせて、様々な形を作りながら遊びを広げていく教材です。
モールは100円ショップで売っている普通のモールと、太めのふわふわモール、きらきらモールが付属されており、ストローは透明なプラスチックストローです。
つくってシェイプ 平面や立体をモールで作る
「つくってシェイプ」は説明に従いながら、モールを曲げる・巻く・ねじることで平面や立体の図形を作る遊びです。
最初は大きな○を、冊子の形にそのまま合わせて作るなど難易度の低いものから始まり、眼鏡の形など段々難易度が高くなってきます。
細かい作業に徐々に慣れていくことができ、様々な形を作れるようになることで、ワクワクを引き出させてくれました。
また、2ヶ月目ではストローとの組み合わせて立体を作ることにもチャレンジ!
ストローにモールを通すことで、三角柱、正四面体、立方体といった立体図形をつぶれることなく組む工夫を学べました。
スチレンボードとの組み合わせ
付属していた「スチレンボード」との組み合わせて、ゲームやオブジェを作ることができました。
自分の好きな世界を作り上げることは子どもたちも楽しめたようで、集中して取り組んでいました。
モールクエスト 冊子とモールで謎解き
モールクエストは、モールを指定された形に成形し、それを指示通りに使用する謎解きゲームです。
暗号文を解く問題は、好奇心をそそられますし、挑戦してみよう!という気持ちを引き出してくれますね。
指定された通りに動かさないと謎を解くことができませんので、指示を理解する力と、それを正しく遂行する力が鍛えられます。
このように「モールクエスト」は、特に細かい作業を必要とする教材でした。
沢山問題を解くことで、手指をより使い「巧緻性」を上げる効果があると考えられます。
また、我が家の子供たちは、見本にあった「鉄棒をする人形」やストローを使っての「家」などと共に、花やトンネルなどを作って、自前の他の人形や電車などと一緒に遊んでいました。
自分の世界を創造し、それに没入する、とにかく子どもたちが集中してずっと取り組んでいたのが印象的な教材でした!
ボードゲームマスター(2020年9月~10月) 戦略をたてる経験
ボードゲームマスターは、様々なルールのゲームに取り組むことで、「戦略」を考える力を育む教材です。
2か月で、1人で遊ぶパズルゲームが4つ、2人で遊ぶ対戦ゲームが8つ提供されました。
ゲームには難易度があり、レベル1は年中年長レベル、レベル2は小1・2レベル、レベル3は小3・4レベルとして設定されています。
もちろん、どの年齢の子どもたちも、全てのレベルにチャレンジすることができます!
まずは駒づくりから
まず、ゲームで遊ぶ駒作りを自分で行うことから始まります。
プラモデルのようなプラスチックでできたパーツを、はさみやニッパーなどで切り、組み立て、シールを貼っていくだけです。
幼児1人で行うのは、少々難しいかもしれません。
こうしたことも「手指の巧緻性」をあげることにつながりますね。
1人で遊べるパズルゲーム 4種
1人で遊べるパズルゲームとして「とおってかえして」「とびこしグランプリ」「スライドパズル」「スライド&ライド」と4種のゲームが提供されました。
1回でなかなか解けないものも多く、「こうすればできるかな?」と試行錯誤する力が求められます。
2人で遊ぶ対戦ゲーム 8種
2人で遊ぶ対戦ゲームとして、「トレジャーハント」「3しょくくずし」「トリオキバトル」「ひっこしコンベヤー」「トリプレット」「のこったのこった」「のぼれ 3だん!」「ひっくりかえ4」の8つが提供されました。
こうした対戦ゲームは、特に幼児にはルール理解が壁となってきます。
ルールはシンプルなものが多いですが、QRコードが各ルールシートについており、分からない時動画でルールを確認することもできます。
実際に動きを映像で見ることで幼児でもルール理解がすすみやすく、こうした工夫はありがたいですね!
ワンダーボックスらしさといえば、ルールを探求する仕組みが用意されていることです。
ルールボードの裏には、場合分けがされ「どれを最初に動かせば正解か?」「どのコマなら動かせるか?」「どうすれば勝てるか?」など、そのルールに従ったクイズが出題されています。
これによって、よりゲームの本質を探り、戦略を考えていくことにつながる教材となっていました。
ペーパーラボ(2020年7月~8月) 紙表現の奥深さを堪能!
ペーパーラボは、折り紙を折って・切って・貼って、その楽しさを探求する教材です。
セットのカラフルな折り紙を見て、我が家の子どもたちは「ワーッ!」と歓声をあげていました。
沢山の遊び方が示され、ワンダーボックスの熱量を感じる教材でした。
ペーパービンゴ アプリとの連動でビンゴゲーム
手順に従って、折ったり切ったりして形を作成します。
写真にあるような「アゲハ蝶柄」がプリントされた紙や、市販の折り紙を使って形をつくっていきます。
作る作品は平面に限らず、立体作品もあります。
折り紙を畳んできったり、2枚以上糊付けすることで、より複雑な形が作れるという発見を与えてくれるものでもありました。
こうして作った作品を写真に撮り、アプリに登録することでビンゴゲームが楽しめます。
折り紙は、慣れない子供にとっては難しい遊びです。
ですが、ビンゴゲームになると1列そろえるために、次の作品も作ろうか と促してくれて、挑戦する心を引き出してくれるのがよいゲームでした。
ペーパークリエイター 飛び出すしかけ本づくり
ペーパーラボで特に面白かったのは「ペーパークリエイター」で行う飛び出す絵本づくりです。
1枚の紙の折る場所、切る場所を変え、ブックへの貼り付け方次第で、異なる飛び出し方をするしかけを作ることができます。
自分で作ることで、より仕掛けの仕組みについて深く学ぶことができました!
ここから学んだ結果なのか、子どもたちが私への誕生日カードに「とびだすカード」を作ってくれたのは個人的に嬉しい出来事でした!
このように、「折る」「切る」「貼る」を様々なバリエーションで経験し、1枚の紙から多様な表現が生まれる奥深さを感じられる、秀逸な教材でした!
折り紙は1枚の紙から様々なものを作り出せる奥の深い遊びです。
一方で、遊び方にバリエーションがないと、つまらなく感じてしまう子もいると思います。
そうした子向けにも届くような、幅広い遊び方を提供し、楽しさを教えてくれるような教材でした!
シェイピー(2020年4月~6月) 図形でイメージを表現しよう!
シェイピーは、カラフルな色の形パーツを使って、想像遊びを楽しむ教材です。
厚い紙上でできた図形 丸、三角、正方形、長方形、ひし形、矢羽型、などの図形を使って、形をつくって遊びます。
背景との組み合わせで世界を作る!
付属されている背景台紙シートや、ペーパー教材である「ビッグペーパー」との組み合わせで、想像を広げます
こちらの写真の場合、「木に引っかかっている風船」をどう取るか? という場面に直面しています。
我が子は「鳥がとってくる」という解決策を思いついたようです。
このように想像し、図形で形をイメージして組み立て、創造していく経験を積むことができます。
キット教材として付属されている「ビッグペーパー」を使ってより大きな想像をふくらませることもできます。
自分が作った作品をシェアすることで、同じようにワンダーボックスを楽しむ仲間たちに見てもらうこともできます。
仲間たちの作品も見ることができますので、「僕もやってみよう」とさらなる創造へもつなげてくれました!
まとめ:トイ教材の魅力は自分の手で自由に試行錯誤できる!
トイ教材の良い点は、実際に自分の手で自由に組み替えながら試行錯誤する体験が得られることです!
目で実際にみて試してみる、できなければ、なんでだろう? と考える。
仮説をたてて検証してみる。
私はシステムエンジニアでしたが、システムエラーが起きるとまさにこの「仮説→検証→失敗→仮説……」の繰り返しです。
成長するに従って、より抽象的に物事を扱うようになります。
そうなると「頭の中でイメージできる力」が必要になり、リアルな世界での体験が「イメージ」への糧となるはずです。
実を言うと、本記事ではトイ教材で遊べる「全内容」をご紹介できたわけではありません!
トイ教材の全てを語ると記事が大変長くなってしまいますので、いくつかのポイントだけかいつまんでご紹介させていただきました。
ワンダーボックスのトイ教材は、ここで全てをご紹介できないほど広く深いです!
ぜひお手にとって確かめてみてくださいね。
以上、2020年度のワンダーボックストイ教材のご紹介でした!
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