通信教材ワンダーボックス のアプリに含まれる『シンクシンク+』と『バベロン+』の2つは、数理的思考力を伸ばすアプリゲームになっています。
本記事では、実際にワンダーボックス を楽しんでいる経験をもとに、『シンクシンク+』と『バベロン+』について徹底解説します!
(※こちらの記事で解説する「効果や伸びる力」は、筆者の個人的な見解であり、効果を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください)
ワンダーボックスとは? こちらの記事で徹底解説!
ワンダーボックスの『シンクシンク+』『バベロン+』とは?
『シンクシンク+』とは?
『シンクシンク+』は、数理的思考力を伸ばすアプリゲームです。
誰もが取り組んだことがあるような迷路やパズルから、中学受験算数にもつながる空間認識力が育つ問題まで、非常に幅広い分野の問題が出題されます。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ワンダーボックスの運営会社であるワンダーファイが既にリリースし、世界で100万人のユーザが楽しんでいる思考力アプリ「シンクシンク」に収録されているものと同じ問題を楽しむアプリとなっています。
なお、ワンダーボックスでは「シンクシンク+」と「プラス」と名売っていることから分かるように、ワンダーボックスオリジナルの問題も出題されます。
「シンクシンク+」では、日ごとに8種類のゲームから3問を選択!
そのうち7つは、毎月かわる20の問題から、問題分野のバランスを考慮して自動で表示されます。
残りの1つ(画像中の?の部分)は、年中長:50種類、小学生:80種類! の中から、プレイヤーが自由に選ぶことができる「日替わりルーレット」になります。
何を選ぼうか? とワクワクできる、子供が楽しむ仕組みが準備されているのがワンダーボックスです!
将来的に、選択可能なゲームが100種類以上まで増えるようです。
1ゲームのプレイ時間は3分!
1問とくと次の問題出題され、正答数が多いと得点が加算されていきます。
出題は難易度の易しい順(ステージ1~3)に進んでいきます。
ステージ1で準備された問題を3分以内に100%回答することができると、次のステージがオープンされる仕組みです。
それぞれのステージは1日1回のみ挑戦することができます。
なお、ゲーム内の難易度は、会員登録した年齢に応じて自動で調整されるようになっています。
ですので、年中長さんのお子さんでも難しすぎてできないということは、ほとんどありません。
実際に、我が家の年長の娘も、毎日楽しんでいますよ!
『バベロン+』とは?
「バベロン+」は、「シンクシンク+」で遊べるゲームのうち、1問だけを集中して解き続けるゲームとなっています。
解く問題は月ごとに決められており、塔を完成させるのが一応のゴールです。
塔の1フロアに1問、解けると上階へ1つずつ登っていき、塔を攻略することを目指します。
だんだんと難易度も上がっていきますよ!
制限時間は3分。制限時間内に沢山解けると、解けた分だけ塔が高くなり、50階を目指します!
試行錯誤しながら同じ問題にじっくり取り組むことになりますので、自然と極めたい気持ちが大きくなり、時間を忘れて楽しむことができる特徴があります。
階があがると難易度もかなりあがり、大人の私がやっても制限時間内に解けないことがしばしばあります。
特徴1:飽きさせない工夫!バリエーションが非常に富んでいる
『シンクシンク+』『バベロン+』で出題される問題は、算数や数学につながる問題、論理的な要素がある問題がほとんどです。
問題のバリエーションは100種類以上!
新しい問題も増えていきますし、1年以上プレイしていても、飽きることがありません。
問題のカテゴリも多岐にわたります。
迷路や図形問題、立体や物を見て捉え数を数えるような瞬間視トレーニングのようなカウント問題、頭の中で図形を回転させるなどの想像をさせる問題、数学の四色問題に通じるような面の色分け、タブレットやスマートフォンのジャイロ機能を利用した傾けながら楽しむブロック落としなどなど、様々な楽しみ方をすることができます。
とても全ては書ききれないので、どのような問題があるのか一部書き出してみました。
カテゴリ | 問題名 |
---|---|
迷路 | モアイめいろ、りったいめいろ、みずびたしめいろ、じゅんばんめいろ、こおりのみちめいろ etc |
色分け | ほれじゃーハント、ばらばらぬりえ etc |
平面図形 | ましかくさがし、スクエアパズル、かたづけブロック、いろわけブロック etc |
立体図形 | かさなりブロック、フォーリンキューブ、かくれんボックス、コロコロスタンプ、たおれる? etc |
視覚 カウント | おかしなパーティー、なんびき?、いくつ?、いくつおおい? etc |
ルート探索 | つなげレール、ラッキーバルーン、レーザービーム、おうちつなぎ、モグラレスキュー etc |
同じ迷路だけでも、2階建てにしたり(りったいめいろ)、床が滑ったり(こおりのみちめいろ)条件が付加されることで、より楽しく、より難しく工夫されているのが特徴です。
我が家の子どもたちは、朝起きたらまずこれをやるという日課のようになっています。
特徴2:論理力・空間認識力の向上が見込める!効果の実証実験も!
ここでは、問題例をあげて、もう少し掘り下げてみましょう。
まずは、「みずびだしめいろ」というゲームです。
2階建ての構造になった立体迷路をねずみがゴール(旗)を目指して進んでいきます。
はしごを使って、階を上下することが可能です。
ここまでは、「りったいめいろ」として同じワンダーファイが発行している書籍「なぞぺー」シリーズでも出てきます。
シンクシンク+の「みずびだしめいろ」はさらに条件が加わります。
2階部分の経路上に設置されているスイッチを押すことで1階部分を水びだしにすることができます。そうすることで、もともと1階に配置されていた浮橋が浮かび、2階部分に別のルートを動的に作ることができる迷路になっています。
こうした動的に仕掛けが動く迷路は、紙面で展開することはできないためアプリの特性を活かしたゲームと言えるでしょう。
動的に経路が変更されるので、迷路を進む人は、普通の迷路を解く以上にルート探索に想像力が必要になり、より一層論理的に筋道をたてる力が問われることになります。
もう一つ、図形問題を見てみましょう。
こちらの問題は「シャッターチャンス」という問題です。
立体図形を画像の位置からカメラで撮影した場合、撮れる写真はどうなるかを選択する問題です。
問題によって、配置されている立体図形や、カメラの位置が変わります。
頭の中で想像力を働かせ、三次元で立体の見え方を考えることになりますので、空間認識が鍛えられると考えられます。
図形問題は、他にも積んだ積み木が倒れるか?といった重心について考えさせる問題や、隠れている立方体の数を問う問題、隠れているカエルの数を想像する問題など、多種あります。
このように、主に数学的な思考力を刺激する問題が多数ふくまれているのが『シンクシンク+』『バベロン+』で、数的思考力の向上が見込まれることになります。
実はその思考力の向上については、ワンダーボックスを運営しているワンダーファイがリリースしているアプリ「シンクシンク」において実証実験が行われています。
実証実験は、カンボジアにおいて約1600名の小学生を対象に行われました。
実験の結果、「シンクシンク」を3ヶ月プレイした子どもたちは、プレイする前後で算数の学力テストの偏差値が5.6~6.7向上、田中ビネー式のIQテストではIQが平均8.9、統計的に有意に上昇した結果が得られたそうです!
先にご紹介したように『シンクシンク+』『バベロン+』で出題される問題は「シンクシンク」の問題とほぼ同じです。
つまり、『シンクシンク+』『バベロン+』を日頃から楽しむだけで、数的思考力の向上が見込まれるということです。(※保証されているわけではありません)
これはやらない手はないですね!
残念なところ:特に見当たらない
個人的な見解としては、特に残念なところは見当たりません。
強いてあげるならば、問題のバリエーションが多いので、常に自分がやりたい問題が表示されるわけではないということはあげられると思います。
5年以上前から世界で楽しまれているゲームだけあり、これまでに都度改善されてきたこともあって、内容も使い勝手も洗練されている印象を受けています。
まとめ 『シンクシンク+』『バベロン+』で数的思考力を鍛えよう
ワンダーボックス の『シンクシンク+』『バベロン+』は、以下のような特徴があるアプリでした。
ボリュームもバリエーションも豊富な『シンクシンク+』『バベロン+』、正直ここではかたり尽くせません!
『バベロン+』は階があがっていくに従って難易度があがり、私でも唸ってしまいます。
特に私のお気に入りは「モアイめいろ」。制限時間内に解けないことが多く、スクリーンショットを撮って考えてやろうかと思ってしまうほどです!
我が家では娘は「ひとふででんきゅう」、息子は「つなげレール」がお気に入りのようで、それぞれお気に入りができるのも楽しいです。
言葉では全てを伝えきれない魅力の詰まったゲームです。
ぜひ、実際にお手にとって楽しんでみてほしいです!
以上、ワンダーボックス のアプリ『シンクシンク+』『バベロン+』についてでした。
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ワンダーボックスとは? こちらの記事で徹底解説!