科学・数学

【こどもの読書入門】「たくさんのふしぎ」で本物志向の科学に触れる!

科学・数学
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小学生が読みやすい科学の本ってないかな?

あります!

「たくさんのふしぎ」は小学3年生以上を対象とした福音館書店発行の月刊誌!

本記事では、そんな「たくさんのふしぎ」を絶賛ご紹介!

  • 「たくさんのふしぎ」とは?
  • なぜ、おすすめなのか?
  • イチオシ傑作集

科学と聞くと、読みづらさを感じたりしていませんか?

心配ありません!

「たくさんのふしぎ」は内容は本格派なのに読みやすいうえ、子供のワクワクする気持ちを引き出してくれるのが最高なんです!

第1号の1985年4月号からずっと続いているのには理由がある。

そんな「たくさんのふしぎ」を紹介します!

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なべこ

子供とともに「学び」を日々試行錯誤中。
知る/感じるをバランスよくがモットー!
地方公立小中高・私大理工学部卒。システムエンジニア歴10年。
塾なし自宅学習で「自分で考える」にずっと向き合って来ました!
ゆるフリーランス/保育士/学校教育サポーター

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「たくさんのふしぎ」とは?

「たくさんのふしぎ」は福音館書店発行のこども向け月刊誌です。

「ふしぎ」を知ると世界がかわる!

自然や環境、人間の生活・歴史・文化から、数学・哲学まで。あらゆるふしぎを小学生向きにお届けする科学雑誌「たくさんのふしぎ」。第一線で活躍する研究者や専門家が、世界にあふれるふしぎを、子どもたちが自ら感じ、考え、理解していけるよう導いていきます。

引用元:福音館書店公式サイト

毎月 定価810円(税込)/ 年間購読料9,720円(12ヵ月) (2024年6月現在)

で購読できます。

一般書店での取り扱いもあります。

おすすめポイント!

たくさんのふしぎ

専門家が語る本物の話にふれられる!

専門家から語られる本物の話が一番の推しポイント!

現代は情報量はすさまじいですが、その分、質の高い情報をとってくるのが一苦労。

その点「たくさんのふしぎ」は40年かけてつみあげられた実績が信頼でき、一次情報として安心して子供に読ませられます!

また、専門家のみなさんが熱量たっぷりに解説してくれるので、ワクワク感も増してきます!

カンタンな言葉と豊富なイラストや写真でわかりやすい!

総ルビで小学生にもわかる平易な言葉で書かれているので、とてもわかりやすいです。

本によって、写真だったり、漫画だったり、イラストだったり。

視覚的な解説もおおく、絵や写真をみるだけでも楽しめます!

付録にもワクワクさせられる

A3サイズのポスター付録がとてもよい!

例えば「石と元素の案内人」では、美しい実物写真つきの元素周期表が!

SNSでもとっても話題になりました!

「ヘリコプターのひみつ」では沢山のヘリコプターの精緻なイラストがあって良いコレクションにもなります!

1回で読み切るのにちょうどいい

1冊40ページほどなので、1回で読み切るのにちょうどいい長さです。

あまり長いと読み切るのが大変になりますし、短いと物足りない。

内容は専門的なので、1回ですべてを理解するのは難しいけど、2回目、3回目と手に取ってよみやすい絶妙な薄さ。

これがすごくよいと思います!

イチオシバックナンバー本

「たくさんのふしぎ」は、過去の作品が傑作集として刊行されます。

そんな傑作集のなかから、私がおすすめする本を紹介!

私の好みが色濃くでたラインナップをどうぞ!

石は元素の案内人

石からたどる地球の素を辿っていく本書は、SNSで大変話題になりました。

入口は岩塩から。

鉱物の形、結晶はどこにあるのか、地球の中や外までたどっていきます。

孔雀石から銅をとりだしたり、昆布からヨウ素をとりだしたり、自然と元素のむすびつきがよくわかる実験もかかれていて「へぇー」が満載!

また、鉱物の実物写真がとても美しく眺めるだけでもワクワクします!

クマよ

アラスカで生き物たちを追ってきた、星野道夫氏のまなざしを通して雄大な自然に生きるクマの息遣いを感じられます。

草原をかける親子クマ、遡上する鮭を狩るクマ、秋の恵みの実を喰むクマ。

そして夜、クマが来るかもしれない恐怖。

私は登山をするのですが、願わくばクマに出会わないように祈っており、人ごとではないんです。

雄大な写真とみずみずしい文章で町中にいても、クマの生き様を感じられる作品です。

みんなそれぞれ心の時間

楽しい時間はすぐすぎて、退屈な時間は長く感じる。

大人になると時間はあっという間に感じるというのも、体感的に経験した方も多いのでは?

そんな時間の感じ方の不思議について、実験の結果からひもといていきます。

自分の中の心の時間を大切にしたくなる本です。

トイレのおかげ

快適につかえるトイレ、昔の人は、世界の人はどう用を足していたのか?

それを探究していく物語です。

トイレの歴史を知ると、たびたび大流行していた感染症の歴史にも「そういうことか」と頷けます。

この本を読むと、衛生観念が進歩して快適なトイレ環境となった現代社会のありがたさが身にしみます。

いのちのひろがり

「生きもの」の始まりからこれまでを辿っていく物語です。

今地球上に生きる生き物たちも、最初は1つの細胞から始まった。

人間は生きものの1つで、生きもの達はみんな仲間なのだと。

古代からずっと長い時間をかけてきて脈々とつながってきたのが自分なんだと、尊さを感じられます。

松岡達英氏の精緻で彩り豊かな生き物たちのイラストも素敵です!

アリになった数学者

アリになった数学者の私。

アリに数の概念がわかるのか不思議に思います。

そうしてエサを運びつつ数の概念を教えようと試みるのですが……。

私達はなぜ数を理解できるのでしょう?

改めて考えると不思議な気もします。

豊かな言葉で自然が表現された文章に感嘆するとともに「数が生きている」ととらえる感性に刺激される本です。

地球の中に、潜っていくと…

おじいちゃんと姉弟が地底探検車にのって地球の中をぐんぐん探検する物語です。

地下5100kmはいったいどんな世界なのか?

すてきなイラストで地球の構造をたいへん易しく解説してくれています。

地震や火山のしくみもわかる、地球のことを知りたいときに最初に読みたい1冊です!

みんなでつくる1本の辞書

1本という数え方は、どんなものに、どんなときに使われるのか? を探究していくストーリーです。

長いと一本? でも柔道の技や、電車も1本・2本と数えますよね?

どんなときに助数詞「本」を使うのか、その歴史はどうなっているのか、非常に丁寧に語られていきます。

わからないことをどのように探求していくのか、そのプロセスも参考になる本です!

そして実際に「本」を使う言葉がこれほどあるのか!と驚かされます。

珪藻美術館

ミクロの生物「珪藻」の美しさに感嘆する本です。

何度見ても、美しい写真にため息が漏れる!

そんなキラメキが実は身近な珪藻からできていることに驚かされます。

町中で暮らしていたら決して気づけない世界を、私や子どもたちに教えてくれた素敵な作品です!

まとめ:「たくさんのふしぎ」で世界の美しさに気づこう!

小学3年生からを対象としている「たくさんのふしぎ」ですが、大人の科学入門にもピッタリ!

私も読むたびに「こんな世界もあったのか」と驚かされることが多いです。

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定期購読の通販は、下記「富士山マガジンサービス」のお取り扱いとなります。

ご興味ある方はぜひご購読をおすすめします!

傑作集にはなっていない作品にも素敵なものが沢山あるので、多くの方に素晴らしさがとどいてほしいです!

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