2023年4月、春休み。
東京は有明、「パナソニックセンター東京」1FにあるPanasonic GREEN IMPACT PARKで環境問題をかんがえる体験をしてきました!
こちらは、ひらめきをカタチにするミュージアム「AkeruE」と同じ建物にあります。
本記事では以下について情報をシェア!
- Panasonic GREEN IMPACT PARKってなに?
- どんな体験や学びがある?
- 施設の基本情報
AkeruEの帰りに「なんか面白そうだね!」と前提知識なしに寄ったところ……
こどもたちが、ゲームをしながら展示を楽しみ、環境問題を考えられる、おもしろい施設でした!
運営するパナソニックセンター東京は2024年12月25日に閉館が決定!
お子さんと一緒に楽しみながら「環境について考えてみたい」
そんな思いをお持ちでしたら、ぜひ今のうちに訪れてみてください!
▼おなじ建物にある「AkeruE」の体験レポはこちら!
Panasonic GREEN IMPACT PARKとは?
Panasonic GREEN IMPACT PARK(以下パーク)は、パナソニックホールディングス株式会社が運営する施設。
Panasonic GREEN IMPACT PARKは、未来の地球のために、私たちができることを「CO2(二酸化炭素)の削減」と「資源の循環」という2つのテーマで考える、体験と学びのひろばです。
Panasonic GREEN IMPACT PARK ワークシート より
環境問題は、どうしても難しい言葉がたくさんでてきますよね。
パークではその難しさをのりこえる工夫がたくさん!
ゲームなどの体験を通じて、こどもたちにわかりやすく伝えられるよう、よく考えられてるっと感心しました!
ワークシートもあり!
パークには「体験」を「アクション」につなげるためのワークシートがあります!
私たちは知らずに先に展示を体験してしまいましたが、考えるプロセスがよくできているので、ぜひゲットしてください!
ワークシートには「問い」があり、
- 考える、 調べる
- 知る、学ぶ
- ふり返る、行動する
のアクションで構成されています。
1.と3.は家庭でやるイメージのようですが、わたしたちは現地でもらったので当然1はやっておらず……。
なのでその場で、子どもがわかる「温室効果ガスにはどんなものがある?」には
「メタン、二酸化炭素」
のように書き込みました。
(ちなみに、これは探究学舎の地球編を受講していたおかげ!)
その後は、体験しながらワークシートに書き込みます。
どんな体験ができる? どんな学びがある?
パークの体験をとおして学べることは、大きく2つあります。
- CO2(二酸化炭素)の削減
- 資源の循環
つぎの予定の関係で「資源の循環」のほうの展示体験は少ししかできなかったのが残念。
そちらはサラッとお伝えします。
二酸化炭素の削減
まずは、「地球温暖化」をふせぐアクションプランとして「二酸化炭素削減」のためにできることを考えます。
家庭から1年間にでる二酸化炭素は1人あたり約1.84トン(驚)!!
でも、イメージが難しいですよね……
二酸化炭素の量をイメージする
例えば、CO2の重さを目でみてかんじるこちらの展示!
たった1キロが大玉ころがしの大玉ぐらい巨大!
1.84トンはこの玉1840個分!
多すぎてわかりませんが、ただ数字を聞くだけよりは実感できます!
CO2をたくさんだすものとは?
身近なものでCO2を排出するものは何でしょう?
エアコン? テレビ? 冷蔵庫?
そんなことも展示から確認!
知ることで自分が「何をすれば二酸化炭素が減らせそうか?」を考えます。
1ヶ月に排出する1人あたりのCO2量
バス:17.1kg/kwh ガソリン車:39.0kg/kwh
という表示から、娘は「車よりバスを使うようにする」との意見。
身近なことでできそうなことを
発電と二酸化炭素の関係
こちらは、発電所をつかってまちへの電気供給を体験するゲーム!
なるべくCO2を発生させずに、まちへたくさん電気を供給できると高得点がもらえます。
太陽光発電はクリーンな発電ですが、雨の日は使えない。
火力発電は発電量が大きいですが、CO2排出量も大きい。
各発電方法のメリット・デメリットを理解し、「何を選択するか」を体験できるのがこのゲームのよいところだと感じました!
新しい技術の紹介も!
また、「ペロブスカイト太陽電池」などの新しい技術の紹介もありました!
ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン電池に比べて非常にうすくすることができるのが特徴!
「どんなものでも太陽電池にできるインクがあったら」との問いに、「TVで見たやつー!」となりました!
NHK「サイエンスZERO」で最初に見たとき、「すごいっ」と感動したんですよね!
さて、娘は「学校のぜんたい」を太陽電池にしたいそうです。
グランドも太陽電池にして、電池の上で体育をするんだとか!
この電池は耐久性や大きくすることにまだ難ありのようですが、そんな未来がくるかもしれませんね!
▼産業技術総合研究所のマガジンの「ペロブスカイト太陽電池」の解説!
資源の循環
もう1つの展示「資源の循環」についてもサラッと説明。
限りある資源を上手に使うために、どんなアクションがとれるかを考えます。
シェアの利用
娘は、ものを「購入する」「共有する」のどちらがよいかを選択するゲームにチャレンジ!
- 友人の結婚式に1度だけ着る服は買う?
- 特定の日時にだけ車をつかいたいときは?
状況によって購入したほうがよいのか? サブスクリプションやレンタルのサービスを使い共有したほうがよいのかを考えます。
娘は「洋服も借りられるんだね」との感想。
私はファッションサブスクを利用したことがないので、娘が知るきっかけになりました。
他にも
- ゴミをわける技術
- ゴミから新しい製品をつくる技術
についても展示説明があります。
ワークシートが環境問題をかんがえるきっかけに!
ワークシートは20ページ!
「環境問題」をかんがえるために、いくつかの問いが与えられます。
今は学校でもSDGsをとりあつかうからか、こどもとの会話の話題に環境問題がもちあがるわがや。
そんなときに親子で話しあったり、調べ学習にも使えそうで、とてもよいものをいただきました!
施設の基本情報
開館日・営業時間
入館料 | 無料 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 月曜日・年末年始 |
テーブルなどの休憩できるスペースに、環境に関する書籍も!
大人向け、こどもむけ様々ありましたので、ゆっくり読むこともできます。
アクセス
所在地 | 03-3599-2600 |
電話番号 | 〒135-0063東京都江東区有明3丁目5番1号 |
「パナソニックセンター東京」内の1Fになります。
最寄り駅は、りんかい線「国際展示場」駅(徒歩2分)、ゆりかもめ「有明」駅(徒歩3分)です。
国際展示場のロータリーに面しているので、すぐにわかりますよ。
まとめ:Panasonic GREEN IMPACT PARKで環境問題をかんがえるきっかけに!
Panasonic GREEN IMPACT PARKは、
施設でした。
たくさんの電化製品を製造・販売してきたパナソニックは、CO2の削減に真剣にとりくまれてるんだなーと思いました。
そうしたメーカーさんが、こどもたちが楽しくまなべる情報を提供してくださるのは、親にとってとてもありがたいです!
どんなテクノロジーであれ、メリット・デメリットはあります。
テクノロジーの「良し悪し」ではなく、享受できるメリット・生じるデメリットを知り「いかに選択するか」アクションを考えるきっかけになる施設です。
そんなことを、お子さんと話すきっかけになるといいですね!
以上、Panasonic GREEN IMPACT PARKのレポートでした!
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