Z会とワンダーボックス、どちらもよさそう!
経験者の意見を聞きたいな!
そんなお悩みにお答えします!
わがやは幼児通信教育に、兄に「Z会」を、妹に「ワンダーボックス」を利用!
それぞれを比較しつつ
- 兄がZ会を受講した理由
- Z会幼児コースのいいところ/大変なところ
- 妹がワンダーボックスを受講した理由
- ワンダーボックスのいいところ/大変なところ
を深掘りします。
兄はZ会を幼児から小6までの8年間受講し、娘はワンダーボックスを継続中です!
両方受講した経験から、Z会、ワンダーボックス、それぞれの印象とおすすめするご家庭についてお伝えしていきます。
ワンダーボックスとは? こちらの記事で徹底解説!
Z会幼児コースとは?
引用元:Z会 幼児コース
通信教育業界では歴史の長いZ会(1931年開始)のなかで、2010年に幼児コースがはじまりました。
特徴は「実体験」と「ワーク学習」の併用。
教材は、親子でとりくむ体験教材「ぺあぜっと」と、1人で学習する「かんがえるちからワーク」で構成されています。
「ワーク学習」で行う知識のインプットと、「実体験」でのアウトプット、両方行うことで、子どもたちの興味関心を引きだし、より理解を深めることができるようになっています。
また「体験学習」の結果を絵で表現し提出すると添削もしていただけます!
他にも年数回、ひらがな練習などの副教材が追加されます。
上の子は年中からZ会を受講
引用元:Z会幼児コース公式サイト
現在小6の息子は、年中児(2016年)からZ会を受講開始!
これからお話する経験は6~7年前のものですので、現在の教材内容とは少々異なることをふまえて読んでいただけたら幸いです。
受講理由:体験学習に魅力を感じた
息子は外遊びやお散歩がすきなタイプ。
年少から幼稚園にはいり経験値はふえましたが、家庭では、集中しておえかきや工作などにとりくむ経験ができていませんでした。
そんななか下の子が生まれ、なかなか息子とじっくり向きあう時間がとれず、彼の経験のはばを私一人で広げることに限界を感じ始めていました。
よって教材をとろうと決心!
親子でコミュニケーションをとりながらできる「体験学習」に魅力をかんじて、Z会を受講することにしました。
「いっしょに体験学習をして親子のふれあいを楽しむぞ!」と意気ごんでいたのを覚えています。
Z会幼児コース公式サイトから体験学習のお試しができるので、チェックしてみてください!
Z会のお気に入りポイント カリキュラムの深さ
Z会は、「経験学習」・「ワーク学習」とも、日常のふしぎに焦点をあててくれるもの、文字の練習、数への興味などはば広くていねいに作られています。
「ワーク学習」の問題数は、年長児であれば月に50問弱とやりがいもあり!
「ちょっと難しいかも?」と感じるチャレンジ問題にも挑戦でき、問題の質の高さはさすがだと思いました。
そして魅力を感じた「体験学習」。
料理、実験、工作、自然観察……etc ととても幅広く、視野をひろげる要素満載!
私が印象に残っている体験学習は、塩水にモールをつけ、白い塩の結晶がついたクリスマス飾りを作ったことです。
たくさん作り、玄関脇の木にかざりつけをしたのが楽しかったですね。
また、ぺあぜっとでの体験を表現して提出することで「体験を整理する」経験をつめます。
そしてZ会の真骨頂である添削へのコメント。
担当の先生が毎月丁寧にコメントをくださいます。
「こんな絵でいいのかしら?」とほめポイントがわからない絵でも、必ず「〇〇をよく観察できたね!」とポジティブなコメントをくださり、私にも気づきになりとてもありがたかったです!
こうしたことから、より理解が深まる構成になっているカリキュラムであり、それが月3,000円以下で学べるのはすばらしい!と感じました。
Z会のここが大変 親のサポートは大変だった
ただ、正直、私はサポートが大変でした。
「体験学習」でつかう材料は、トイレットペーパーの芯・牛乳パック・割りばしなど、身の回りにあるものを家庭で用意します。
リサイクル&廃棄物を使うので、あたらしいものが増えないのはメリット。
ですが捨ててしまって体験しようと思った日に材料がそろわずできないということがありました。
なので教材がとどいたらあらかじめ必要なものが何かチェックが必要です。
また、体験学習は「コミュニケーションを取りながら作る体験」に主眼がおかれ、こども1人ではできず難易度が高いです。
当時、夫は仕事が忙しく、ほぼ私のワンオペ状態。
「ワーク学習」「体験学習」いずれにおいても私が下の子を見ながらサポートすることが多くありました。
そうした事情から、せっかくのコミュニケーションの機会が、息子も私もお互いにイライラしてしまって、楽しい時間にならなかった経験もありました。
2年間やってみて、息子にとっては視野を広げ学習経験をつめたよい経験にはなりましたが、私は「大変だった」という印象が強く残りました。
現在息子は、Z会の小学生コースを受講中で、今では1人でコツコツと取り組んでいます。
ワンダーボックスとは?
ワンダーボックスは2020年に開講した新しい通信教材です。
「感じて、考えて、作り出す」体験をとおして「思考力」「感性」などの生きるチカラの土台となる部分にフォーカスし、ワクワクしながら楽しく学べる教材となっています。
また、STEAM教育を意識し、アプリと紙工作の連動、制作物のシェアなど、デジタルとアナログを上手に融合させ21世紀のデジタル社会に即した教材となっています。
自分が作った作品を写真撮影し仲間同士でシェアする機能があり、現代にうまれた通信教材らしい側面をもっています!
下の子にワンダーボックスを選んだ理由
それから4年後、娘も通信教育をはじめようと、Z会とワンダーボックスを比較しワンダーボックスを選択しました。
STEAM教育を意識したワンダーボックス
Z会の幼児コースのカリキュラムの素晴らしさは前述したとおりです。
当時、シンクシンクをやっていたわがやは、STEAM教育を意識した「ワンダーボックス」が開講されるという情報をゲット!
STEAM教育の概念に素晴らしさを感じていた私。
「これは面白そう! やってみたい」とシンプルに思いました。
新しい講座で参考となる評価は存在しませんでしたが、「子供にあわなければ解約すればいい」という思いがありました。
子どもたちはデジタル端末とのつきあいからは逃れられない
そう思う一方で、デジタル端末を小さい頃から長時間さわらせることの抵抗感はありました。
調べてみると、タブレット使用で視力が低下するという明らかな因果関係は証明されていないことがわかり健康面の不安はひとまずOK.
一方で、のめり込みすぎる依存症はあり、時間制限は必須だと感じました。
ワンダーボックスには、使用時間の制限機能がついています。
毎日30分と制限をつけることで、依存面の不安もクリア!
娘は「ワンダーボックスをやってみよう」ということになりました。
いまは、素直に吸収できる小さいころから親が使い方を教えるチャンスを専門家が監修した教材をつうじて得られるのは、むしろメリットだと感じています。
ワンダーボックスはとにかく楽しく続けられる
ワンダーボックスを受講して感じたのは「楽しく続けやすいしかけが沢山ある」ということ。
子供が親しみやすいポップな映像、ポイントを与えてやる気を引き出すタイミング、気軽に楽しめるところが秀逸です。
そして、楽しみながら「身近な不思議」に目がいくカリキュラムもあります。
例えば、
- 身の回りにある不思議をみつける「ミッションハンター」
- 風・水・電気といった物理法則を仮想的にまなぶ「テクロンのひみつけんきゅうじょ」
で、まわりに面白いものが沢山あるという気づきを与えてくれています。
こうしたことからか、子どもたちふたりとも、生活の中で「なぜ・どうして?」という機会がふえ、未知なものを知ろうとするモチベーションも高くなりました。
Z会・ワンダーボックス それぞれの優位点
Z会もワンダーボックスも、子供が「自ら楽しく取り組めること」をモットーとしているところは同じです。
両方の優位点を以下に整理しました。
Z会は机をまえに行う「学習感」の強い教材、ワンダーボックスはソファでゆったりしながらタブレットを持っておこなう「遊びの延長」になれる教材です。
子供が毎日つづけることを考えると、この感覚の違いは大きいと思いました。
また、ワンダーボックスは、デジタルアプリを使用していることで、ポイントがついたり、サプライズが合ったり、子供に「ワクワク」を与え、ご褒美がすぐえられる感覚がゲームに近く、ハマりやすい側面があると思います。
「楽しく取り組める」を重視するか、「じっくり深い理解」を重視するかで教材の選び方が変わってくるでしょう。
Z会とワンダーボックスの併用は?
Z会は教科学習で「学校の学習・受験」を下支えるものであり、ワンダーボックスはSTEAM教育で広く「学習の土台」をはぐくむものです。
このように目的が異なるので、内容がかぶってもったいないということはありません。
実際、息子は娘が始めると同時にワンダーボックスも開始!
小3・小4とワンダーボックスとZ会を併用していました。
すでにZ会で学習習慣ができている状態でワンダーボックスをはじめたので、ワンダーボックスはゲーム代わりの感覚で実施しており、うまく併用できました。
一方、幼児や小1のまだ学習習慣がついていないお子さんですと、ワンダーボックスばかりやってしまう可能性はあります。
幼児の間はワンダーボックスをやり、小学生になったら切り替えるというのもありだと思います。
ちなみに、娘は小学生になってもワンダーボックスは継続予定です。
これまで受講してきて「楽しいから毎日続けられる」ことからか、身の回りのふしぎを探究する彼女のモチベーションがとても高くなりました。
一方、ワンダーボックスには「ひらがな学習」や「計算」などの教科学習は一切含まれていません。
よって、中3までの先取り学習(コアトレ)が追加された「スマイルゼミ」を始めました。
まとめ:Z会・ワンダーボックス こんなご家庭にオススメ
Z会、ワンダーボックス、両方を受講した経験から、それぞれの特徴や良かった点についてお伝えしてまいりました。
今一度まとめてみましょう。
どちらのカリキュラムもそれぞれに素晴らしいです。
選ぶ基準としては、ご家庭の事情に合わせて選べるといいと思います。
皆さんの参考になりましたら、嬉しいです。
以上 Z会&ワンダーボックス それぞれの受講理由についてでした。