「数学」に苦手意識が……。
わからなくても楽しめる数学マンガがあるの?
それは『数学ゴールデン』です!
作者:藏丸竜彦
出版:白泉社/ヤングアニマルコミックス
『数学ゴールデン』は、数学を題材にした若者の青春マンガ!
主人公の高校生:小野田春一が数学オリンピック出場を目ざす姿を軸に、高校生たちの友情や努力、挫折と挑戦が描かれています。
読む前は小難しいのではと思っていたのですが、そんなことは全くありませんでした!
本記事の内容はこちら!
- 『数学ゴールデン』を手にしたきっかけ
- 数学をやりたくなってしまうのはなぜ?
- 『数学ゴールデン』をお届けしたい人!
現在もヤングアニマルZEROに連載中の『数学ゴールデン』。
単行本は6巻まで発売されており、おもしろくて一気読みしてしまいました!
そんな『数学ゴールデン』をぜひ沢山の人にお届けしたいと、魅力を語ります!!
『数学ゴールデン』を手にしたきっかけ
まず『数学ゴールデン』を手にしたきっかけについて話さねばなりません。
わがやの子どもたちは、数学教師芸人タカタ先生のオンライン算数講義を受講しています。
そのタカタ先生から「数学ゴールデン」について、このようなご紹介がありました。
「数学ゴールデン」の作者である藏丸先生は、(中略) 数学教育への熱い想いと、マンガという誰もが入りやすい表現を武器に、数学啓蒙に命を燃やす漫画家さんです! 僕は「数学ゴールデン」の大ファンで、藏丸先生とも膝を付き合わせて数学啓蒙を語り合った仲ということもあり、『数学ゴールデン』をもっともっと広めていきたいと思っています!
いつも楽しく算数をお届けしてくれるタカタ先生のお墨付きなら絶対におもしろいはず!
ご紹介と同時に募集されていた藏丸先生からのご献本に応募し、単行本6巻を送っていただきました! (ありがとうございます!)
早速あけて読んでみたら、時間を忘れてイッキ読みするほどおもしろくて!
沢山の人に知って頂きたいと、マンガの周知に協力することにしました!
数学をやりたくなってしまうのはなぜ?
『数学ゴールデン』を読むと「数学やってみたいな」って気持ちが不思議と沸き上がってくるんです。
数学苦手な「ダイスケ先輩」に共感できる!
読むまえは、数学が得意な人だけが登場する話と思っていたのですが、よくも裏切られました。
たとえば、主人公と同じ高校の数学が苦手なダイスケ先輩がこんなセリフを言っています。
まずどうやったら数学好きになれるんだよって話
引用元:数学ゴールデン 第14話
訳わかんねえ問題は見るだけで頭ズキズキしてくるし
一応できるようになっても で?って感じだしよ
数学アレルギーの感覚はまさにこれでしょ!?
そんな数学アレルギーのダイスケ先輩が、主人公の春一君にいわれた一言で「数学を頑張りたい」って思うんです!
さらに、ひょんなことから数学の競技大会に出場することになって、だんだん数学の魅力に気づいていくんです!
そのプロセスが爽快で、わぁって感動しました!
ネタバレで皆さんの楽しみを奪いたくないので、ぜひ読んで頂きたいですっ!
挫折からはいあがり諦めない主人公の姿に心を持っていかれる!
また、主人公の春一くんは「数学が好き」ではありますが、天賦の才をもっているわけではありません。
どちらかといえば「好きを原動力に泥臭く挑んでいく努力の人」です。
- 周囲の出来の良さに凹んだり
- 過去の自分を越えられない恐怖に悩んだり
そんな姿に自分を重ねて「そうだよね、怖いよね」と共感すること多々。
それでも諦めずに前に進む姿に、心打たれます!
数学は「ワクワクするもの」って気付かされる!
こうした主人公の春一君と彼をとりまく仲間たちが真剣に数学にうちこんでいく姿を通じて
「あれ、数学ってこんなにワクワクするものなの?」
って気づいて「数学を学び直したい」と思うんです。
- 日常に数学が潜んでいたことに気づく喜び
- 解答がしっくり来たときの喜び
その心踊る描写がステキで!
「こんなにワクワクするなら数学やってみようかな」と気持ちが沸々わきあがってきます。
『数学ゴールデン』は想像以上にエモかった!
このように『数学ゴールデン』は、主人公の春一君と彼をとりまく様々な少年少女たちのエピソードに心揺さぶられます!
数学が全くわからなくてもハマれること間違いなし!
もちろん数学の問題も時々出てくるので、数学好きは自分で解くことでもっと楽しめます!
(私の夫は何より一番に数学の問題を考えていましたw)
読後感の「さわやかさ」が文化系青春ドラマに近いです!
こんな方々におすすめしたい!
私の想像以上にエモかった!
「こんなに数学ってワクワクするものなの?」を体感したい方は、ぜひ手にとってみてくださいね!
おすすめです!