フランスの玩具会社、ギガミックの「カタミノ」は、形の違う12のブロックを長方形の枠にピッタリはめるのを楽しむパズルです。
それぞれのブロックは全てサイコロを5つつなげた形ですが、このつなげ方が2次元方向のみ。
横から見ると平たい形をしています。
サイコロ5つを3次元方向につなげるとパズルはどうなるのか?
それを楽しめるパズルが、学研ステイフル「頭のよくなるペンタキューブ」です!
我が家はどちらも持っており、「ペンタキューブ」のほうが3次元方向にも考える必要があるため「カタミノ」よりは難易度があがります。
その名のとおり【頭がよくなる】かもしれません。
「頭のよくなるペンタキューブ」の内容・遊び方と共に、様々な面からカタミノとの比較も添えてご紹介してまいります!
学研ステイフル「頭のよくなるペンタキューブ」を簡単に紹介
製造元:学研ステイフル 対象年齢:4歳から大人まで セット内容:ペンタキューブ8つ、3Dベース、解説書 定価(税込):2,700円
「頭のよくなるペンタキューブ」は、形の違う立体ブロック(ペンタキューブ)を組み合わせ、直方体を作ることを楽しむパズルです。
それぞれのブロックは5つのサイコロをくっつけた形をしています。
ここまでは「カタミノ」と同じですが、異なるのは三次元的にくっつけているところ。
長方形という“平面”を埋めていくカタミノと異なり、直方体という“立体”を作ることが目標です。
付属の解説書に難易度別に60問の問題があり、それを解いていくことで楽しみます。
対象年齢は4歳~大人まで。
我が子たちも、小さい頃からよく遊んでいて、解説書も箱も大分ボロボロになってきました……。
「頭のよくなるペンタキューブ」の楽しみ方!
では、早速中身をみていきましょう。
ペンタキューブは全部で8つ。全て異なる形をしています。
素材は木製でカラフルに色がついていますよ。
面白いのはパズルを面白くする3Dベースが付属されているところ。
ブロックをうごかして穴の位置を変えることで組み合わせ方のバリエーションが増えます。。
解説書には問題と解答が書かれています。
問題は全60問。
1段の直方体を作る問題が36問、2段の直方体を作る問題が24問あります。
せっかくなので、2段の直方体を作る問題を1問やってみましょう。
指定されたとおりベースの穴位置を調整し、ブロックを用意します。
ヒント1の黄色のブロックをはめてみてチャレンジ!
試行錯誤中…
なかなかうまくハマりません。
緑や白のブロックをはめる場所が違うのでしょう…
悩むこと10分…
うーん、ヒント2を見てみましょう。
緑のブロックをはめる位置を教えてくれています。
ではこのようにやって再チャレンジ
ようやくできました!
解説書には、問題から解答まで手順が一気通貫に記載されています。
ですので、解答までの手順を他の紙などで隠しながらチャレンジしていきます。
小さいお子さんの場合、まずは手順を見ながら手順通りに直方体を組んで見るところから初められます。
大人の方は少ないヒントでチャレンジ。
ノーヒントで行うのはかなり難しいです。
難易度を柔軟に変更できるので、小さいお子さんから大人まで楽しめるのが特徴です!
我が家の子どもたちはというと、4歳頃は解説を全て見ながら直方体が作れたことに「できた!」と達成感を得ていましたが、今は「ヒントなしでもできるようになった!」と自分で成長を感じられるようです。
このような「成長を自覚できる」パズルであるというのがグッドポイントだと思います!
「カタミノ」と「頭のよくなるペンタキューブ」の比較!
難易度:3歳以下のお子さんにはカタミノの方が遊びやすい
両方で遊んでいる感想として、難易度は「カタミノ」よりも「ペンタキューブ」の方が難しいと感じます。
発展的な遊び方として両方とも積み木のようなブロック遊びができますが、「ペンタキューブ」は立体なのでバランスを保ちながら積むというのに少々頭を使います。
この試行錯誤が子供の探究心を伸ばせるいい点でもありますが、3歳以下のお子様から楽しみたいとなると「カタミノ」の方がシンプルでわかりやすく、平面で絵を作っていくような遊び方もしやすいです。
そんなことから、低年齢のお子さんには「カタミノ」の方が易しく感じられるでしょう。
一方の「ペンタキューブ」ですが、小学4年生の算数で直方体を学びますので、そのあたりの年齢層からは、より取り組みやすいと感じます。
ペンタキューブは空間認識力を鍛える
「ペンタキューブ」はブロックが三次元的に組まれています。
ですので、ブロックを上から・横から・前から観察することになります。
また、3Dベースの穴を使った直方体の組み上げをすることで、方向や向きを考えます。
こうしたことから、「カタミノ」に比べると、物を立体的に捉える空間認識力がより鍛えられると思います。
見た目・質感:両方ともあまり変わらない
ギフトに喜ばれるのもパズルの特徴です。そうなると見た目や質感も大事。
こちらについても比較してみます。
「カタミノ」も「頭のよくなるペンタキューブ」も木でつくられたパズルです。
ブロックの基準になるサイコロの大きさも約2cm四方と全く一緒です。
「ペンタキューブ」は3次元的にキューブがついているので、手に持った感じはコンパクトですが、重さはほとんど変わりません。
両方とも小さいお子さんでも扱いやすい大きさです。
色は両方ともカラフルですが、「カタミノ」はブロックが12あるので、より鮮やかに感じられます。
塗装は「カタミノ」のほうが素朴な感じで、「ペンタキューブ」の方が艶があります。
両方とも、使っていくうちに角から塗装がはげてきますが、かけたりするということはありません。
ブロックの角がより丸みを帯びてくるのが木製のいいところでもあります。
質感はあまり変わらない両者ですが、パッと開けた時の印象としては、「カタミノ」の方が色の種類が多い分特別感はあるように思います。
パッケージ・収納のしやすさ:ペンタキューブは縦置き収納しやすい
モノが増えると悩むのが収納。
収納のしやすさについても考えてみます。
こうしたパズル、狭い隙間に横収納にするか、本棚のような場所に縦置き収納になるとおもいます。
厚みは、カタミノは4.5cm、ペンタキューブは5.5cm。
「カタミノ」の長辺はA4縦よりも長いので、本棚の縦置きは高さが必要です。
また、かぶせ箱なので縦置きすると中のパズルがバラバラとくずれて蓋があきそうになり、ゴムバンドなどで固定することをオススメします。
「ペンタキューブ」は厚みがあるものの、A4サイズにおさまります。
また、蓋を側面に差し込むことができ、そのままで縦置き収納に強いです。
パッケージは両方とも紙製なので、使い込むとボロボロしてくるのは仕方がないところです。
(我が家は両方ともボロボロです)
まとめ:カタミノ&ペンタキューブ オススメのご家庭はこちら!
「ペンタキューブ」をご紹介するとともに、同じ5つのサイコロを合わせたブロックで遊ぶ「カタミノ」とも比較してみました。
「カタミノ」と「ペンタキューブ」の比較をまとめますと以下のような感じです。
「ペンタキューブ」は立体だけあって、「カタミノ」より難しいです。
その分、試行錯誤のしがいはありますが、飽きやすいお子さんですと難しくて投げ出してしまうかも。
そうしことから、低年齢の頃から楽しくパズル遊びをしたいという方には「カタミノ」がオススメです。
「難しいものにどんどん挑戦したい!」というお子さんには「ペンタキューブ」がオススメです!
3Dベースを使って自分で問題を作ることもできますし、より探究心を育ててくれると思います!
小さいお子さんが「ペンタキューブ」で遊ぶ場合は、解説を見ながらスモールステップで行っていくのをオススメします。
以上、「頭のよくなるペンタキューブ」のご紹介でした。
皆様の参考になれば幸いです!