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東京にアンモナイト!? 都会のビルで楽しむ化石探し! 石材ツアー体験記1

化石ザクザク 都会で感じる太古の海 丸の内のビル群 探究学習

東京のビルでアンモナイトが見られるって聞いたんだけど、古生物好きの子と化石探しをやってみたいな!

そんな体験してきました!

今回わたしたち親子が訪れたのは「有楽町&丸の内エリア」

このエリアのビルで見られる石材ツアーに参加し、沢山の化石も見てきました!

本記事では

  • 化石をみつけられたビル
  • 化石があるその他のビル
  • あると便利なアイテム
  • もっと楽しむ・深める参考書籍

をご紹介!

まちなかに「こんなに沢山化石があったとは!」とホントに驚きましたよ!

街の中で古代とのつながりを感じ、街歩きがちょっぴり楽しくなるそんな体験談をお話します!

なべこ

子供とともに「学び」を日々試行錯誤中。
知る/感じるをバランスよくがモットー!
地方公立小中高・私大理工学部卒。システムエンジニア歴10年。
塾なし自宅学習で「自分で考える」にずっと向き合って来ました!
ゆるフリーランス/保育士/学校教育サポーター

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親子で参加したのはこんなツアー

私達が親子で参加したのは、秩父を拠点とする【タテノイト】主催の「ちっぽけツアー」です!

講師は地球惑星科学の博士である舘野先生ご夫妻。

ツアー前にオンラインで事前講義を受講し、当日に解説をききながら見て回りました!

自分でぶらぶら歩くのも自由でよいですが、疑問が解消されないことも。

そこを専門家が解説してくださるのは、とってもよかったです!

3時間の歩きっぱなしで体力が必要なツアーでしたが、丸の内周辺のステキな街並みをあるいてリフレッシュにもなりましたよ!

同じツアーでは貴重な石も見てきました!

化石みっけ! 有楽町&丸の内エリアのビルはココ!

私達が化石を発見したビルはこちら!

  • 有楽町イトシア 1F 【巻貝】
  • 交通会館 1F 【二枚貝】
  • KITTE B1F/1F 【サンゴ】【ウミユリ】
  • 丸ビル 地下1F 【アンモナイト】

床・壁・柱などをゆっくりとチェックすると化石が埋まってました。

こんなに巻貝が! 有楽町イトシア

まずは有楽町イトシア、丸井が入っている複合ショッピングビルです。

壁にいるのかなーと思いきや、壁ではなかった。

床!

ジャーン、巻き貝がいっぱい! 

これまでにもイトシアへは来たことあるのに、全然気づかずに上をガシガシ歩いてました。

大勢人が通るのでじっくり観察は難しいですが、下をみながらゆっくり歩くと見つかりますよ。

柱に二枚貝 交通会館

続きまして、イトシアの道路わたっておむかい「交通会館」1Fの柱をチェック!

ジャーン! こちらは二枚貝の化石なんだそう!

ジュラ紀~白亜紀に生きていた「厚歯二枚貝」、ずいぶん分厚い殻ですよね!

ちなみに、床には「ウミユリ」や「サンゴ」の化石もあるそうです!

この妙な形の化石は何? KITTE

つづいて丸の内エリアへ移動しKITTEへ。

こちらの地下1Fの壁をじっくり探すと…… ポツポツの集団を発見!

照明が映り込んでしまいましたが、おわかりいただけるでしょうか?

引用元:いらすとや

こういう形のサンゴの化石です!

この穴があいた感じがこうして残ってるのがおもしろいですよね!

つづいて1Fの東京中央郵便局内へ。

ここはお客様も多く、気をつけながら黒い壁をチェック!

すると…、なにかギザギザしたものが!

この化石は「ウミユリ」、植物のようですがウニなどと同じ棘皮動物の仲間です。

引用元:illustAC

こんなのです(このイラストはオルドビス紀のウミユリ「ピクノクリヌス」)。

こちらの壁は、なんと3.5億年前「石炭紀」の石灰岩だそうで「そんな昔の生物の痕跡がこんなところに!」と驚きがありました!

他にもサンゴや貝がザックザク、要チェックです!

みんな大好きアンモナイト! 丸ビル

化石といえばアンモナイトですよね~。

丸ビルの地下1Fでたくさん発見することができました。

これは真横にくっきり輪切りにされて、アンモナイトってすぐにわかりますね。

周りの壁をチェックすると「これは斜めだな」「これは縦だな」とだんだんアンモナイトを見つけるのが上手になってきました。

この石は「ジュライエロー」と呼ばれるドイツ産の石灰岩。

ジュラはジュラ紀のこと、1.5億年前にできた岩石がビルの柱として蘇っている!

古代の地球を感じられるスポットとなってました!

他にもある東京で化石がみられるビル

今回のツアーにはありませんでしたが、東京で化石がみられる場所は他にもあります!

東京駅周辺エリア
  • 東京駅 丸の内北口
  • 東京駅 ecute tokyo
  • 大丸東京店 2F
  • 東京ビル TOKIA
  • 新丸ビル
  • 大手町タワー
日本橋エリア
  • 高島屋日本橋店
  • 日本橋三越本店
  • コレド日本橋
お台場
  • アクアシティお台場 (床です!)
  • グランドニッコー東京

この中で探しやすいのは百貨店です。

高島屋日本橋店は化石探しのプリントがいただけたり、三越では2022年には「化石探検隊」の募集があったり、化石がアピールされています!

こうしてみると、東京駅周辺や日本橋など歴史のある街の古いビルにかぎらず、お台場などの新しい街にも化石が見られるのが面白いです!

お近くにお越しの際は、チェックしてみてください!

あったら便利なものは?

化石さがしにあると便利なのはこちら!

  • カメラ + 偏光フィルター
  • ものさし(サイズ感がわかるもの)

ビルの壁はツルッツルに磨かれているため、どうしても照明が反射してしまうんですよね。

「偏光フィルターつけるといいですよ」と舘野先生におしえていただきました。

ものさし(スケール)は、写真撮影するときに化石にあてると後で大きさが分かります。

もしなくても、10円玉など大きさがわかるものと一緒に撮影するのがオススメです!

都会で化石探しをより楽しむ・深める本たち

最後に「都会で化石を探す」をより楽しむ・深める本をご紹介します!

地質のプロが教える 街の中で見つかる「すごい石」

建物の外壁・内壁、お城の石垣、街路の敷石。

地球の中で誕生したそれらの石が、私達の目の前あらわれるまでのストーリーが解説され、ロマンを感じられる本です。

東京だけでなく、大阪・京都・名古屋のビル群の石も紹介。

この本を読むと、近所のビルの石が何でできているか気になるようになりました!

街の中で地球を感じられる、普段の街歩きが楽しくなるステキな本です!

化石のきほん

化石の見方、でき方、化石から何が分かるのか、生命の歴史と地球環境の変遷がやさしく解説されています!

イラストと文で見開きになっているのが特にわかりやすいです。

この本を読んで化石を見ると、「3億年も前にいた生物がここに残ってるなんて!」と悠久のときの流れを感じられます!

化石図鑑

化石を化石として知るための図鑑です。

一口にアンモナイトといっても、アンモナイト類とかアンモナイト目とか、広義だったり狭義だったりいろいろあるようで。

そんなもっと深く、正確に知りたいという方におすすめの図鑑です!

化石の沼へ入ってください!

まとめ: 都会で地球を太古の海を感じる体験だった!

都会のビルには【太古の海】があった!

知らなくて見逃していたことが、知ることで景色がかわり楽しみに変わる!

そんな体験ができました!

都会の中で化石探し!

雨降りの日にもできますし、ちょっとお買い物の間にもできるので「太古の海」を感じてみてくださいね!

最後にインフォメーションのおさらいです!

▼同じツアーで「貴重な石」を感じた体験はこちら!

▼参加したツアーの企画のタテノイトのちっぽけツアーの詳細はこちら!

▼タテノイトが運営するナゼラボの学びイベントはこちら!

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